12年前に子供が大きくなったら増築する予定で設計させて頂いた住宅が、予定通り増築工事をおこなうこととなりました。12年前に選択した外壁材は10年後のリフォームに備えた窯業系を選択。当時は「10年後のリフォームでこの建物が完成ですね」と話していた事が昨日のように感じます。今回の計画では自然にエイジングされた雰囲気を生かし、予定通り外壁は左官の塗壁を選択。当時から計画していた外観が12年目で完成いたしました。
増築前
コノ字型に配置していた建物の中央にはウットデッキを設け、物干し、子供用プール、BBQスペースと12年間にわたり家族の憩いの場として活躍してきた中庭を1階はリビング増築、2階は子供部屋へ増改築。
洋室1
内観も外観同様に左官の塗壁仕上げ。10年前に施工した無垢の床材もエイジングされ完成度が増している雰囲気。
洋室2
12年前は子供が幼かったこともあり、可変性ある大きめの2LDKプランを提案。今回、増改築後は4LDKの家族プランへ変更。