山のふもとに建てられていた旧家屋。木々に囲まれ自然豊かな土地の問題点を考察した結果、建物の配置変更と樹齢100年近い大木の伐採を決断。 裏山から流れ出す水を山の高低差を利用し排水路を設置する事で、常に湿っていた地面を改善。 外観は、自然の環境を守る為に、2階建てでありながら平屋風とし、内装には、建替えにて解体されてしまった建物の欄間や格子戸、床柱を再利用し今まで収納されていた掛軸もスペースを設け配置。仏壇も修繕し再利用。
小上がりの堀こたつ式ダイニングスペースに隣接するキッチンはセミオープン型。
造作建具、リペア欄間、レンガ貼りなど、玄関ホールは来客用のおもてなし重視型。
2階洋室は大きな丸窓を設え、リビングを見渡せる解放感ある空間。
和室は掛け軸用のニッチや床間の石、R壁などプロバンス調にまとめました。
建替え前の古い書院建具。 新建材と並んでも全く違和感のないところまでリペアに成功。
TVボードFFスペースはプロバンス調に近づけ、柔らかくなりすぎないようガラス棚でアクセント。